昨年、40歳で結婚し、生活が様変わりしました。のんきな一人暮らしから同居人（夫）ができたこと、20年勤続の会社からの転職、広島市街地から山々に囲まれた岡山県新見市へ。私が生来能天気だということと、主人が12年前単身で田舎へ乗り込み、周りの住人の方たちとの良い人間関係を作ってくれていたお陰で、まるで昔から同じ暮らしをしていたように違和感なく快適に過ごしています。

生活の基盤は、私たち夫婦で営む民宿です。築90年の古民家の囲炉裏を囲んで岡山名産の牛を炭火焼きで頂く夕食をお出ししています。

自然に囲まれて時間がのんびりと流れ、伴侶が出来て穏やかな気持ちで過ごしていますが、この暮らしが始まってから、理由のない不安感に駆られた事がほんの一時ですが有り、自分と向き合う事を忘れて暮らしていた事に気づきました。改めて、どんな状況でも「祈り」（心静かにひとり心巡らせる）の大切さを感じています。

そして、お越しいただいたお客様には、そういう時間をひとときでも過ごして頂ければ良いな、と思っています。