「繋がろう!広げよう!清心スピリット」
顧問 Sr.荒谷

 今年はノートルダム清心女子短期大学が閉学して10年目を迎えました。47年間、女性を立派に育成して世に送り出す使命を果たした年月は、人の一生に匹敵します。卒業生の皆さんは、ノートルダム修道会の伝統的理念と教育方針のもとに、意欲的に学業を修め、知性を磨き、教養を高め、多くの経験を積んできました。家庭的な学園の雰囲気の中で皆が仲良く一致して大学祭、クリスマス会、英語劇、ギターマンドリンの外部での演奏会、その他、学内外で催された種々の行事も盛大に行われました。その裏には一人何役もの働きがありました。
 卒業後も先生たちと、また学年を超えて良い関わりが続いており繋がっているということはとても嬉しいことです。短大が無くなっても、皆さんの生き生きとした存在を通して家庭で、社会で、清心スピリットに繋がって輝いていることを誇りに思います。その源泉は私たちすべての人が、神の愛に繋がっている信頼の確信を持っているからです。神の愛による繋がりが、家庭から始まり、隣人、社会、世界へと広げていく賢明な女性を育成することが聖ジュリーの教育方針であります。
 新教皇様フランシスコは、復活のメッセージで「いつくしみと正義、平和の担い手となるように」と全世界の人々に次の言葉をもって呼びかけました。「私たちはいつくしみを実践していきましょう。」日常生活の中で、「憎しみを愛に。報復をゆるしに。心を閉ざさず、諦めないで、神が私たちの人生にもたらそうとされている新しいことに心を閉ざさないようにしましょう」と呼びかけています。私たち一人ひとりが愛のある思い、言葉、行いをもって平和を広げていきましょう。
「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」

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