「私たちの同窓会」




同窓会 会長 寺田 朗子
 

 毎年の暑さの増加に反比例して、私の体力は減少する一方ですが、今日は皆様に、大きくて重たい石を投げつけます。
 今年の春にノートルダム清心中・高等学校が、避難路確保のために山を削ってその土を谷に埋める造成工事(二六年)、また、老朽化した講堂等校舎(クビリーホール)を壊して新しい校舎を建てる工事(二七年)を計画中との発表がありました。
 短大の閉学以来、中・高等学校のご厚意でクビリーホールの三室を使わせていただいてきました。名簿管理のパソコンなどのある元教務室、本やテープがありカルチャー教室を開く元講師控え室、卒業アルバムが保管され、卒業生が記念に残したピアノのある元会議室です。この校舎がなくなるかもしれないのです。
 現在の同窓会活動は、総会の開催、ニューズレターの発行、カルチャー教室の開催です。毎年の総会の参加者は、平均八〇名ですが、担当の副会長、同窓生の準備のための献身的な働きは、「これぞ清心。」と感動させられます。その副会長の発案で行われるカルチャー教室の参加者は平均一〇名ですが、みんなに喜んでもらえています。また、恩師や同窓生の声を届けるニューズレターに、元気をもらうことも多々あることでしょう。これらの活動は、約一千万円の資金と皆様からの寄付で運営されています。
 ですが今!私たちの同窓会存続の有無を真剣に考える時が来たと思います。
 清心中・高等学校の造成・建築計画は、あくまで計画中です。計画実施、着工が確定した時点で、皆様のご意見をうかがいたいと思います。
 暑さの中でも、皆様お元気でいてください。

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