Whan that Aprille with hise shoures soote …チョーサーのカンタベリー物語の冒頭です。シスター金子のゼミで中英語の文章に出会い、現代英語との違いに愕然。その後、ひたすらシスターの一語一句をノートに書き綴る日々。或る日、シスターが「ノートをかしてください。」とおっしゃいました。せっせと書いていたのが気になっておられたのかな、と不思議に思いつつ、お渡しました。暫くして返ってきたノートを見て、私は微笑みました。中にさりげなくお誕生日カードが。シスターの「私とあなたはお誕生日が一緒なのよ」とにっこりされたお顔が、今も目に浮かび、学生時代を懐かしく思い出します。
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